【株式市場】日経平均は36円安、4日ぶり下落だが出来高増加し個別物色は旺盛

◆日経平均は3万8596円47銭(36円55銭安)、TOPIXは2724.69ポイント(0.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億9092万株

 6月21日(金)後場の東京株式市場は、みずほFG<8411>(東証プライム)や東京海上HD<8766>(東証プライム)がストンと値を消して始まり、銀行、保険株が伸び悩んで推移し、日本郵船<9101>(東証プライム)は次第にダレ模様など前場活況高の海運株も伸び悩み、全般に上げ一服感が漂った。中で、IHI<7013>(東証プライム)は一段と上げ先行高の三菱重との比較感やフィリピンでの共同事業など材料視。個別物色は旺盛の様子。日経平均は43円安で始まり、13時過ぎから14時過ぎまでは何度か小高くなったが、大引けにかけては再び軟化し4日ぶりに反落した。

 後場は、ユニチカ<3103>(東証プライム)が一段高となり投資ファンド接近の思惑ある様子。六甲バター<2266>(東証プライム)も一段と上げ値上げ効果への期待にディフェンシブ買いが加わる格好。enish<3667>(東証スタンダード)も一段と上げブロックチェーンゲームのパブリックセール第3弾への期待などで出直り拡大。メディア工房<3815>(東証グロース)は引き続き株主優待の導入が好感されて終日買い気配のまま2日連続ストップ高。

 6月21日に新規上場となったMFS<196A>(東証グロース)は368円(公開価格は400円)で初値をつけ、その後は上値371円、下値321円の間で売買されて大引けは345円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は20億4499万株(前引けは6億9092万株)、売買代金は5兆2859億円(同1兆7804億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は672(前引けは927)銘柄、値下がり銘柄数は919(同655)銘柄。

 東証33業種別指数は15業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、保険、陸運、パルプ紙、証券商品先物、非鉄金属、医薬品、空運、鉱業、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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