東洋製罐とUACJ、リサイクル原料を活用した次世代飲料缶蓋「EcoEnd」の生産体制を構築

■従来の蓋と比べて強度そのままに、環境負荷を大幅に低減

 東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)の東洋製罐とUACJ<5741>(東証プライム)は7月9日、共同で開発した次世代の飲料缶蓋「EcoEnd」の生産体制を完了したと発表。「EcoEnd」は温室効果ガス排出量を現行品に比べて約4割削減することが可能で、リサイクル原料の使用を大幅に増やした新しいアルミ循環フローを提案している。今後は、量産に向けて準備を進め、顧客への供給を開始する予定。

 「EcoEnd」の特徴として、原材料製造時の温室効果ガス排出量がアルミ新地金の約3%であるリサイクル原料を多用し、10億枚当たりのGHG排出量が約1.3万トン削減される点が挙げられる。東洋製罐が国内で販売する飲料缶蓋をすべて「EcoEnd」に置き換えた場合、年間約14万トンのGHG排出量削減が見込まれる。また、蓋の厚みが変わらないため、飲料充填後の蓋取り付け設備の変更も不要であり、スムーズな導入が可能である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る