坪田ラボ、バイオレットライトメガネのパーキンソン病患者20人に安全性確認

■臨床研究で安全性確認、症状改善も期待

 坪田ラボ<4890>(東証グロース)は7月9日、2020年9月に開始した「パーキンソン病」に対するTLG-005(バイオレットライトメガネ)の安全性と有効性を評価する特定臨床研究結果の速報を発表した。同研究は、順天堂大学医学部附属順天堂医院脳神経内科教授の服部信孝氏らの協力のもと実施され、20名のパーキンソン病患者(Hoehn&Yahr重症度4以下)を対象に行われた。

 研究の主要評価項目である「眼科検査による安全性の評価」において、重篤な有害事象は発生せず、軽度の有害事象はあったが、いずれも本機器装用による直接的な因果関係はないと判断された。また、副次評価項目の「パーキンソン病症状の評価」においては、パレイドリアテストで照射前と12週間後の比較結果でスコアの減少が見られ、症状改善の兆しが示唆された。

 この研究結果により、TLG-005の安全性が確認され、一部のパーキンソン病症状に対する効果が示唆された。坪田ラボは引き続き、研究および事業開発に取り組む意向を示しており、2025年3月期の業績への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る