サイフューズは一時ストップ高、岩谷産業と再生・細胞医療分野で新技術を開発

■液体窒素を利用した立体的な細胞構造体(3D細胞)の凍結を可能に

 サイフューズ<4892>(東証グロース)は7月10日、急伸相場となり、午前10時過ぎに一時ストップ高の883円(150円高、20%高)まで上げる場面があった。同時刻頃、岩谷産業<8088>(東証プライム)と再生・細胞医療分野における共創での新技術を開発と発表し、好感買いが殺到。後場は13時にかけて13%高の830円前後で売買されている。

 発表によると、このたび、サイフューズが有するバイオ3Dプリンティング等の基盤技術に、岩谷産業が産業ガス事業で培ってきた液体窒素を利用した凍結技術を活用することで、3D細胞製品への実用化が期待できる新たな凍結技術を開発した。液体窒素を利用した立体的な細胞構造体(3D細胞)の凍結を可能とする本技術が実用化されることにより、今後の3D細胞製品の製造や保管の選択肢を大きく拡げる可能性が期待されるという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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