JR西日本、山陽新幹線N700S追加投入で500系営業運転が2027年をもって終了へ

■安全性・快適性向上でN700Sを10編成追加投入

 JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)は7月24日、山陽新幹線の安全性と快適性の向上を目的に、N700S車両の追加投入を発表。これにより、新幹線の飛来物検知機能やバッテリによる空調稼働機能など、さまざまな新技術が導入される。また、快適性向上のため、個室の導入や自動座席回転装置の搭載も計画されている。N700Sの追加投入は2026年度から2028年度にかけて行われる予定である。

 N700Sの追加投入に伴い、従来のN700系の一部を8両編成に改造する工事も進められる。この工事では、ATCブレーキシステムの改良や大容量データ通信機能の強化が実施され、地震時のブレーキ距離の短縮や車両の状態監視機能の向上が図られる。改造工事は2026年度から2029年度にかけて行われる計画。

 さらに、長年にわたり活躍してきた500系新幹線は、2027年をもって営業運転を終了することが発表された。500系は1997年に営業運転を開始し、国内最高速度300km/hでの運転を実現したが、老朽化に伴い退役が決定した。営業運転終了までに、各種記念イベントも実施される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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