【株式市場】日経平均は4451円安、下げ幅で歴代1位、後場一段と下げ年初来安値を割る、出来高は急増

◆日経平均は3万1458円42銭(4451円28銭安)、TOPIXは2227.15ポイント(310.45ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は後場とりわけ増加して40億8980万株

 8月5日(月)後場の東京株式市場は、日経平均が寄り後に持ち直すかに見えたものの、13時前から再び下値を探る相場となり、株価指数先物の下げとともに平均株価採用銘柄に機械的な売りが覆いかぶさるように流入して下げを拡大し、東京海上HD<8766>(東証プライム)、TDK<6762>(東証プライム)、東京エレク<8035>(東証プライム)などの主力銘柄が相次いでストップ安まで急落。日経平均は13時過ぎに下げ幅3000円台を超え、14時20分頃には下げ幅4000円台に拡大。一時4753円58銭安(3万1156円12銭)まで急落した。大引けも4451円安で年初来の安値を割り込んだ。下げ幅としては、これまで歴代1位だった「ブラックマンデー」時の3836円安(1987年10月20日)を上回って歴代1位を更新。下落率でも歴代2位に入った。

 後場は、円高歓迎で前場から堅調だったニトリHD<9843>(東証プライム)が次第に値を消して14時半頃から軟化。中盤まで小安い程度で底堅かった日清食品HD<2897>(東証プライム)やヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)は14時過ぎから深みにはまるように一段安など、一部に投げ売りのような動きもみられたもよう。東証グロース589銘柄で値上がりした銘柄はクラウドワークス<3900>(東証グロース)など2銘柄にとどまり、スタンダード1602銘柄も値上がり銘柄数は17銘柄にとどまった。

 東証プライム市場の出来高概算は後場とりわけ増加して40億8980万株(前引けは18億2735万株)、売買代金は7兆9675お億円(同3兆6035億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は14(前引けは90)銘柄、値下がり銘柄数は1625(同1547)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る