【株式市場】前場の日経平均は788円安、都区部の物価高など影響し下げ幅は配当落ち分を大きく上回る

◆日経平均は3万7011円66銭(788円31銭安)、TOPIXは2753.83ポイント(61.64ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3666万株

 3月28日(金)前場の東京株式市場は、自動車に関するトランプ関税の影響がまだ消化しきれていない中で、朝発表の東京都区部の消費者物価指数が想定を超えたとされ、物価対策の利上げが意識された。日経平均は442円安で始まった後も時間とともに下げ幅を広げ、午前11時頃に838円17銭安(3万6961円80銭)まで下押し、前引けも788円安だった。ただ、この日は3月期末配当の配当落ち日に当たり、日経平均ベースでの配当落ち幅は約300円とされ、実質的には300円安で前日比変わらず。実質的には488円安の相場となった。

 東証33業種別指数は全業種が値下がりした中で、トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)が連日高値を更新しマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)も目立って値上がりし、物価上昇や節約ムードが追い風の見方。フジ・メディア・HD<4676>(東証プライム)も続伸し日枝氏退任など代表取締役の異動を材料視。クックパッド<2193>(東証スタンダード)は急伸し発行株数の24%という大規模な自社株買いなど好感。Speee<4499>(東証スタンダード)は中東の企業とのステープルコイン事業など材料視され急激に出直り、バリュークリエーション<9238>(東証グロース)はデジタルマーケティング事業の譲受など材料視され急伸。イオレ<2334>(東証グロース)は気配値のまま2日連続ストップ高となりZUU<4387>(東証グロース)からの資金調達と暗号資産金融事業への進出など好感。

 新規上場のプログレス・テクノロジーズ グループ<339A>(東証グロース)は1980円(公開価格の30円高)で初値をつけ、これを高値に売買交錯となり前引けは1761円だった。トヨコー<341A>(東証グロース)は871円(公開価格の19%高)で初値をつけ、その後897円(同23%高)まで上げたが前引けは750円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3666万株、売買代金は1兆9346億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は176銘柄、値下がり銘柄数は1404銘柄。また、東証33業種別指数は全業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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