【株式市場】8ヵ月ぶりの円安など好感し日経平均は一時219円高まで上げ戻り高値

株式

◆日経平均の終値は1万8333円41銭(170円47銭高)、TOPIXは1459.96ポイント(12.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億6753万株

チャート11 24日後場の東京株式市場は、午前中の円安基調が鈍化したためファナック<6954>(東1)などはダレ模様になったが、いぜん8ヵ月ぶりの1ドル112円台で推移したため、トヨタ自動車<7203>(東1)はリチウムイオン電池の充電・放電でのイオンの動きを観察する手法を開発と伝えられたこともあり一段ジリ高となるなど、全体的には強い相場となった。日経平均は後場寄り後に一段高の219円78銭高(1万8382円72銭)まで上げて2016年1月6日以来の水準に進み、大引けも170円高で6日続伸となった。主な株価指数では東証マザース指数が小安い。

 後場は、JFEホールディングス<5411>(東1)などの鉄鋼株が出遅れ感などから一段高の場面を見せて軒並み急伸し、カルソニックカンセイは<7248>(東1)は米投資ファンドによるTOBを材料にストップ高。日本アジアグループ<3751>(東1)は3次元空測データの建設・土木・防災事業への活用などに期待が強まり急伸。コラボス<3908>(東マ)は11月末の株式分割に加えLINE<3938>(東1)との連携が好感されてストップ高。Nuts(ナッツ)<7612>(JQS)は今期黒字化の見通しなどが言われて急伸。

 東証1部の出来高概算は23億6753万株(前引けは12億9645万株)、売買代金は2兆6183億円(同1兆3197億円)。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は1157(同1165)銘柄、値下がり銘柄数は720(同686)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、輸送用機器、不動産、ゴム製品、非鉄金属、証券・商品先物、精密機器、保険、パルプ・紙、機械、海運、卸売り、などとなった。

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