【株式市場】日経平均は209円高、3日続伸、好業績株や材料株が支える

◆日経平均は3万6442円43銭(209円92銭高)、TOPIXは2581.90ポイント(28.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億7924万株

 8月14日(水)後場の東京株式市場は、前場急伸したサッポロHD<2501>(東証プライム)が一段と強含んで一時16%高と単元値幅が10万円高に迫りデイトレーダーにはこたえられない様子。四半期決算の黒字化や不動産部門への提案公募、投資ファンドの動向など材料視。セイコーホールディングス<8050>(東証プライム)も一段高となり四半期決算の大幅増益など好感。任天堂<7974>(東証プライム)も一段と上げNY株高や米金利低下など好感。好業績株や材料株への買いが活発となった。自動車、銀行・保険株もしっかり。日経平均は80円安で始まり、14時過ぎまで前日終値をはさんで小動きを続けたが、大引けは日本航空<9201>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)のほぼ高値引けの値動きを映して上げ幅を200円台に広げ3日続伸となった。

 後場は、ラクス<3923>(東証プライム)が一段と上げ13日発表の四半期決算など好感。LIFULL<2120>(東証プライム)やJトラスト<8508>(東証スタンダード)は四半期決算が通期予想との対比で好調とされJトラストは自社株買いの枠拡大も好感され活況高。アソインターナショナル<9340>(東証スタンダード)は13日発表の6月決算など好感され急伸一段高。アンジェス<4563>(東証グロース)は第2四半期の赤字改善など好感されて一段高。アストロHD<186A>(東証グロース)は前場ストップ高出売買されたまま大引けまで買い気配となりエアバスとの協業検討など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は19億7924万株(前引けは10億9549万株)、売買代金は4兆7017億円(同2兆5887億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1223(前引けは994)銘柄、値下がり銘柄数は369(同607)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、保険、非鉄金属、その他製品、ゴム製品、陸運、サービス、空運、証券商品先物、卸売り、電力ガス、銀行、パルプ紙、医薬品、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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