トヨタ×BMW、水素燃料電池車開発で加速、2028年量産へ

■2028年、BMW初の量産型燃料電池車が誕生へ

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)とBMWグループは、水素社会の構築とカーボンニュートラルの実現に向けて協力を強化し、基本合意書を締結した。両社は、第3世代燃料電池システムを共同開発し、2028年にBMW初の量産型燃料電池車を市場に投入する予定。この取り組みにより、より多くの乗用車に燃料電池技術を提供し、顧客に幅広い選択肢を提供していく。

■第3世代燃料電池システム共同開発、コスト削減と需要拡大へ

 トヨタとBMWは、燃料電池車の開発だけでなく、水素の安定供給と低コスト化にも取り組んでいる。水素インフラの整備や、商用・乗用車両への需要拡大を通じて、水素社会の実現に向けた一歩を踏み出していく。

 両社は、過去10年以上にわたって環境技術の分野で協力しており、今後はさらに技術革新を進めていく。トヨタ社長の佐藤恒治氏とBMW取締役会会長のオリバー・ツィプセ氏は、共に水素エネルギーを未来のモビリティの鍵と位置付け、さらなる協力を進めていく意向を表明した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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