【株式市場】日経平均は176円高、米FOMC待ちで様子見姿勢だが3日ぶりに反発

◆日経平均は3万6380円17銭(176円95銭高)、TOPIXは2565.37イント(9.61ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億3192万株

 9月18日(水)後場の東京株式市場は、米国の金融政策を決定するFOMCの結果が日本時間の19日未明には判明するとあって様子見姿勢が漂った。前場大きく上げた三井海洋<6269>(東証プライム)はUBS証券の投資判断が出ていたとわかるにつれてダレ模様になり、東京エレク<8035>(東証プライム)は小高く引けたものの14時過ぎまでは軟調もみあい。一方、トヨタ<7203>(東証プライム)はS&P500の7日続伸を受けて米景気は強いとの見方などで終盤に一段強含むなど自動車株が総じてしっかり。原油高を受けてENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)なども高い。日経平均は前引けから100円ほど値を消して160円高で始まり、14時前に75円77銭安(3万6127円45銭)まで軟化したが、大引けにかけて三菱マテリアル<5711>(東証プライム)などの上げが目立ち、日経平均も小高くなり3日ぶりに反発した。

 後場は、マネジメントソリューションズ<7033>(東証プライム)が一段と上げ第3四半期決算と自社株買いなど好感。ジャパンエレベーターSHD<6544>(東証プライム)も一段と上げ東北地方のエレベーター管理大手の子会社化など好感。トレードワークス<3997>(東証スタンダード)は新社長の談話記事で時価総額10倍も難しくないとかで次第に急伸しストップ高。キユーソー流通S<9369>(東証スタンダード)も一段高となり不動産大手による低温流通網への大型投資報道を受け連想買い。INTLOOP<9556>(東証グロース)は中期計画などに期待強まりストップ高。クオリプス<4894>(東証グロース)は大阪大学のiPS心筋細胞シートによる再生医療の進展と密接とされ次第高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億3192万株(前引けは7億4177万株)、売買代金は3兆4707億円(同1兆6353億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1190(前引けは1187)銘柄、値下がり銘柄数は413(同391)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、石油石炭、鉱業、ゴム製品、倉庫運輸、鉄鋼、非鉄金属、証券商品先物、電力ガス、金属製品、保険、ガラス土石、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る