【銘柄フラッシュ】AppBankが連日急伸しNTTドコモなど携帯3社も高い

株式市場 銘柄

 20日は、NTTドコモ<9437>(東1)が3.6%高となり、KDDI<9433>(東1)は4.9%高、ソフトバンク<9984>(東1)は1.5%高と携帯電話大手3銘柄が終日堅調に推移し、総務省が19日に携帯電話の料金見直しなどを協議する有識者会合を開いた中で想定されたより厳しいご意見が出なかったとされて安堵感が広がった。

 一方、横浜市のマンションが傾いた問題は、施工主として関連する三井住友建設<1821>(東1)の5.7%安などの銘柄以外にも漠然とした不安感を広げ、たとえば住友不動産販売<8870>(東1)が5.2%安、長谷工コーポレーション<1808>(東1)は7.1%安。

 一方で、土木管理総合試験所<6171>(東2)は15.5%ストップ高となり、サムシングホールディングス<1408>(JQG)は16.8%ストップ高、地盤ネットホールディングス<6072>(東マ)は一時ストップ高となり大引けは9.5%高など、地盤調査関連株が大活況となった。

 新日本科学<2395>(東1)は横浜市立大学とヘリオス<4593>(東マ)との肝臓再生技術の共同研究が伝えられ、ヘリオスと親密とされて思惑買いが増えたとの見方があり、17.1%高となり東証1部の値上がり率1位。ダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)は「四季報速報」(東洋経済新報社)の積極評価などが言われて出直り相場が再燃し5.7%高と戻り高値。千代田インテグレ<6915>(東1)は前週発表の8月決算を見直す動きとされて出直りを強め5.0%高。宝ホールディングス<2531>(東1)は業績予想の上方修正などが好感されて6.6%高と戻り高値。クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>(東1)は業績予想の上方修正や株式分割などが好感されて5.0%高と連日高値。

 エイジア<2352>(東マ)は人工知能ベンチャー企業との提携などが好感されて26.3%ストップ高となり、上場4日目のAppBank(アップバンク)<6177>(東マ・売買単位100株)はいぜん割安感などが言われて4日続けてストップ高の22.2%。日本アイ・エス・ケイ<7986>(JQS)は金庫の大手でマイナンバー制度の開始にともない何かと需要が増えそうとされて31.1%ストップ高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る