加賀電子が戻り高値を更新、9月末日を基準日として株式2分割、業績動向と合わせて注目強まる

■業績動向が今期を踊り場に再び拡大する見通し

 加賀電子<8154>(東証プライム)は9月24日、続伸基調となり、午前10時過ぎに5600円(120円高)をつけて約3週間ぶりに戻り高値を更新している。業績動向が今期を踊り場に再び拡大する見通しとみられている上、9月30日時点の株主の保有株式を1株につき2株の割合で分割することを5月に開示済み。9月末日を基準日とする分割や配当・優待を確保するための買付期限(権利付最終日)は、今年は9月26日のため、買い意欲が膨らむ要因になっている。

 2024年9月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する当社普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割する。株主の保有株式数は2倍になり、株価は27日から分割後の値段で取引される。最低投資金額が1/2になり、新たな投資家層の注目が強まることが多い。

 8月8日に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は減収減益だったが、これを受けたSBI証券のショートコメントでは、売上高と営業利益が同証券の予想を上回りポジティブな内容だったと位置づけた。目標株価(今後6カ月から1年の期間に達すると予想する株価水準)は7600円とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る