東洋建設、水中・陸上での玉外し作業を無人化する無線切離し装置「MIX」を開発

■潜水作業の危険性低減へ、安全性と効率性が大幅向上

 東洋建設<1890>(東証プライム)は10月2日、水中と陸上の両方でワイヤーの玉外し作業を無人化できる無線切離し装置「MIX」を開発したと発表。この装置は、音波と電波の無線通信機能を備え、遠隔操作でワイヤーの玉外しが可能である。これにより、潜水士や作業員の安全性が向上し、作業効率も約30%向上した。

 通常、消波ブロックの据付作業では潜水士や作業員が手作業で玉外しを行うが、波浪の影響で危険が伴う。本装置を使用することで、無人化が実現し、安全性が大幅に向上する。また、無線通信により水中から陸上まで一貫して使用できるため、作業の効率化にも寄与する。

 実際のブロック据付工事において、本装置の導入により作業効率が約30%向上したことが確認された。東洋建設は今後もこの技術を活用し、海洋工事における安全性と効率性の向上を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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