パス、三和製作所の全株式取得へ、AIとロボティクス事業拡大に向け基本合意書を締結

■食品製造の自動化から原子力分野まで、幅広い事業展開へ

 パス<3840>(東証スタンダード)は10月22日、取締役会において、三和製作所の全株式を取得し、完全子会社化することを決議したと発表。今回の株式取得は、AIやロボティクス技術を活用した産業機器の製造販売事業への直接参入を目指すものであり、パス社の企業成長と収益改善に寄与する狙いがある。

 三和製作所は、AIによる画像処理技術とロボティクス技術を用いた革新的な食品加工機器の開発を手掛けており、パス社はこの分野で新事業を開始している。また、三和製作所はバイオマス発電関連の事業も展開しており、パス社はこれらの技術を取り入れることで、既存のバイオマス事業とのシナジー効果を期待している。

 さらに、三和製作所は福島復興事業にも貢献しており、除染ロボットや放射線測定器の製造を行っている。パス社はこの技術を取り込み、国内外での事業拡大を図ることで、企業価値を向上させ、競争力の強化と収益の大幅な拡大を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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