キリン堂は簡易認知機能確認ツールの取扱を3月下旬より順次開始

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■日本のドラッグストア企業では初めての試み

 キリン堂HD<3194>(東1)グループの基幹会社であるキリン堂は、電話による健康相談のティーペックが提供する簡易認知機能確認ツール(以下、あたまの健康チェック)の取り扱いを、日本医学研究所を通じて、3月下旬より、キリン堂グループの調剤薬局で順次開始する。
 既に、民間保険会社、自治体や医療機関での検診などで採用が進んでいるが、日本のドラッグストア企業では当社が初めての試みとなる。

 ティーペックが、米国で研究・開発されすでに高い評価を得ている「あたまの健康チェック」ツールの日本語版を保有するミレニアと提携し提供する。これまで評価が困難だった微細な認知機能の変化を、10分程度の質問形式のチェックを行うだけで専門家でなくとも客観評価、確認できる。

 日本における認知症患者は2012年時点で約462万人、65歳以上高齢者の約7人に1人と推計されている。認知症の前段階とも言われる軽度認知障害(MCI)と推計される約400万人と合わせると、65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症またはMCIと推定されている。

 MCIの段階でありながらそのまま何もケアをしないでいると5年後には半数が認知症に移行すると言われており、MCIの状態で早期に発見しケアをすることで認知機能の改善などが出来るという調査報告もあり、早期発見の重要性が高まっている。

 そのような状況の中で、関西を中心に国内335店舗の薬局・薬店・ドラッグストアを展開する当社が、「あたまの健康チェック」の取り扱いを開始することは、認知症の問題を軽減するための大きな社会貢献といえる。

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