シンバイオ製薬、アデノウイルス感染症治療薬「ブリンシドフォビル」の第IIa相臨床試験で良好な結果

■免疫不全患者における有効性示す、新たな治療選択肢に期待

 シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は10月23日、造血幹細胞移植後の重度免疫不全患者のアデノウイルス感染症を対象とした注射剤ブリンシドフォビルの第Ⅱa相臨床試験において、有効性を示す新たなデータを米国感染症学会週間で発表した。全31例中、血中ウイルスが消失した20例のうち19例で症状改善が確認された。

 特にCohort3(投与量0.4mg/kg)では、9例全例で血中ウイルスの消失と症状改善を達成した。現在アデノウイルスに対して承認された抗ウイルス薬は存在せず、本剤は新たな治療選択肢として期待されている。

 同剤は、既存薬シドフォビルの改良型として、より低用量で広範囲の抗ウイルス効果を発揮し、腎毒性や骨髄抑制などの深刻な副作用を回避できる特徴を持つ。現在、多発性硬化症やリンパ腫など、さまざまな適応症に向けた臨床開発が進められている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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