マルマエが再び上値を指向、米半導体株高を受け今期の大幅増益予想などに注目再燃

■AI関連需要を受け今期は売上高60%増を見込む

 マルマエ<6264>(東証プライム)は10月30日、再び上値を探る相場となり、前引けにかけて7%高に迫る1656円(102円高)まで上げ、後場も約1週間ぶりに1600円台を回復して売買されている。半導体製造装置の中枢部品である真空パーツなどの開発製造を行い、業績は今期急回復を見込む。米NASDAQ総合指数の3カ月ぶり最高値などを受けて半導体関連株が活況高となっており、買い安心感が広がっている。

 10月11日に発表した8月決算(2024年8月期)では、今期・25年8月期の業績予想を売上高60.0%増、営業利益10.2倍とするなど急回復の予想とした。半導体製造装置向けでは、「AI需要の活況に関連しロジックファウンダリやDRAM向けが継続しながら、NAMD向けの投資も再開していく見通し」(決算短信より)。FPD(フラットパネル・ディスプレイ)分野ではIT機器向けG8 OLED(第8世代の有機EL)の設備投資拡大などを受けて回復が強まる見通しとした。また、その他分野では「新型太陽電池装置の試作品受注」(同)として注目が集まった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る