東洋合成工業は上値試す、21年3月期減益予想だが再上振れの可能性

株式市場 銘柄

 東洋合成工業<4970>(JQ)はフォトレジスト用感光性材料分野で世界トップクラスのメーカーである。21年3月期は新製造棟完成に伴う固定費増加で減益予想としているが、高付加価値製品の好調が牽引して再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大を期待したい。株価は11月の上場来高値から一旦反落したが素早く切り返している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■フォトレジスト用感光性材料で世界トップクラス

 フォトレジスト用感光性材料分野(感光性材料事業)で世界トップクラスのメーカーである。化成品事業(電子材料関連、香料材料関連、ロジスティクス部門)も展開している。

■21年3月期減益予想だが再上振れの可能性

 21年3月期業績(非連結)予想(8月7日に利益を上方修正)は、売上高が20年3月期比2.2%増の250億円、営業利益が10.7%減の19億50百万円、経常利益が9.3%減の18億70百万円、純利益が32.0%減の12億60百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比5.3%増の128億35百万円、営業利益が11.9%増の13億06百万円だった。先端半導体用途の高付加価値製品が好調に推移し、感光材の生産能力増強に係る先行費用の増加などを吸収して、計画超の増収増益だった。

 通期は5Gインフラ投資やデータセンター投資などで先端半導体向けに需要堅調だが、感光材新製造棟完成(20年9月予定)に伴う固定費増加などで減益予想としている。ただし第2四半期累計の進捗率は売上高51.3%、営業利益67.0%と高水準である。高付加価値製品の好調が牽引して、通期利益予想は再上振れの可能性が高いだろう。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は11月の上場来高値から一旦反落したが素早く切り返している。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。12月7日の終値は1万810円、時価総額は約880億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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