JSPが一段と強含む、トランプ氏の当選を受けた円安や米基幹産業復活策は追い風の見方

■発泡ポリエチレン緩衝材などの大手、1980年代び米国進出、世界に拠点

 JSP<7942>(東証プライム)は11月7日の後場、一段と強い値動きとなり、13時過ぎに2013円(70円高)まで上げて出直りを強めている。発泡ポリエチレン「エルブロック」、発泡導電性ポリエチレンシート「導電性ミラマット」などの緩衝材、高機能製品を開発製販し、1980年代の米国進出を皮切りに欧州、中国、中南米などに製造拠点を置きグローバルに事業を展開。米大統領選でのトランプ氏当選を受けて円安傾向が強まるとの見方があり、また、米自動車産業の回復は追い風との見方が出ている。

 第2四半期決算は10月31日に発表済みで、2024年4~9月の連結業績は売上高が前年同期比7.5%増加した一方、高付加価値製品の多い自動車向けが国内、米国、中国でふるわなかったことなどにより、営業利益は同1.3%減だった。トランプ氏は「偉大なアメリカの復活」を標榜し、米国内の鉄鋼や自動車、エネルギー産業などの保護を唱えてきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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