イトーキ、「イトーキの顔」が日経広告賞最優秀賞を受賞、社員主役の広告で従業員エンゲージメント向上

■社内報のコンテンツが広告に!社員の仕事に対する情熱を表現

 イトーキ<7972>(東証プライム)は、2023年12月に日本経済新聞朝刊等に連続掲載した広告「イトーキの顔」で、第73回日経広告賞の電機・通信・事務機・情報部門における最優秀賞を受賞した。この広告は、同社の経営における重要指標の一つである従業員エンゲージメントの向上を目指して企画されたものである。

 同社では従業員エンゲージメントスコアを売上高や営業利益と並ぶ重要指標として位置づけており、昨年度の社内調査では前年比10ポイント以上の上昇を記録した。この成果は2021年度から2023年度の中期経営計画における業績回復にも大きく寄与している。

 受賞広告の特徴は、製品やサービスではなく、現場で活躍する従業員にスポットライトを当てた点である。社員の仕事への熱意や想いをインパクトのある表現で伝えることで、企業文化の発信と従業員のモチベーション向上を図っている。また、QRコードを通じて閲覧できる特設サイトでは、詳細なエピソードを掲載し、採用サイトとも連動させている。

 広告のコンテンツには、週2本程度製作している社内報の同名コーナー「イトーキの顔」の記事を活用している。この取り組みは社内コミュニケーションの活性化に寄与するだけでなく、社員の家族や取引先、地域住民からも好評を得ており、従業員エンゲージメントの一層の向上につながっている。

 1890年創業のイトーキは、『明日の「働く」を、デザインする。』をミッションステートメントに掲げ、オフィス家具の製造販売から空間デザイン、働き方コンサルティングまで幅広いサービスを展開している。ハイブリッドワークの普及に対応し、空間DXや最適なオフィス運用支援など、新しいワークスタイルとワークプレイスの提案を積極的に進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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