タダノが15時から急伸、利益予想の増額修正と欧州事業の再生進展など好感

■欧州事業の特損を計上、当期純利益は下方修正

 タダノ<6395>(東証プライム)は11月11日の15時に第3四半期決算(2024年1~12月・累計、連結)を発表し、株価は急激に動意を強めて12%高の1154.0円(127.5円高)まで上げ、約3か月半ぶりに1100円台を回復している。12月通期の利益予想の増額修正も発表し、注目が再燃した。

 1~12月の連結決算は、売価改善の効果や為替等の影響により大幅な増収増益となり、売上高は前年同期比4.3%増加し、営業利益は47.1%増加した。12月通期の連結業績予想は、営業利益は2月に開示した前回予想を15.0%上回る見込みに、経常利益は同17.0%上回る見込みに見直した。一方、欧州事業再生に伴う約55億円の特別損失計上を見込み、当期純利益は同31.6%下回る見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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