【マーケットセンサー】地銀株、決算シーズンで存在感を拡大-政策支援でさらなる成長期待

■多彩な業績上方修正と株主還元で投資家注目

 トランプ前大統領の勝利により、マーケットは「黄金時代」を先取りし、日経平均株価やNYダウが大幅に上昇した。減税や規制緩和への期待感が高まり、米国経済の再加速が見込まれている。一方で、関税引き上げや移民抑制による物価上昇、インフレ再燃のリスクも存在する。

 12月中旬には、FRBと日本銀行の金融政策が市場の命運を握る。FRBが利下げを中止する可能性があり、日銀も難しい政策判断を迫られる。金利上昇により銀行株、特に地方銀行株の業績が好調であり、業績上方修正や増配、自己株式取得が相次いで発表されている。

 地方銀行株は、新内閣の地方創生政策の追い風も受け、トランプトレード相場での上昇が期待される。決算発表ラッシュの中で、業績上方修正や株主還元策が多様に展開されており、地銀株の存在感が増している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る