【株式市場】日経平均は107円高で4日ぶり反発、円安進行が好感され好決算の3メガ銀行も活況高

◆日経平均は3万8642円91銭(107円21銭高)、TOPIXは2711.64ポイント(10.42ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は21億8810万株

 11月15日(金)後場の東京株式市場は、日経平均が前引け水準の331円高で始まり、14時過ぎまでは一進一退の横ばいだったが、大引けにかけては次第に値を消し、107円高で4日ぶりの反発となった。景気刺激になる「103万円のカベ」「130万円のカベ」撤廃への期待が強い半面、公然と難色を示す声が増えてきたと期待薄の見方も。ただ、円安を好感した買いは強い様子で、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株やディスコ<6146>(東証プライム)などの半導体関連株が前場の上げ幅を保って堅調。三菱重<7011>(東証プライム)は一段強含み、前場活況高の3メガ銀もみずほFG<8411>(東証プライム)は一段高となった。

 後場は、ギフティ<4449>(東証プライム)が前場ストップ高で商われたまま大引けまで買い気配を続け初配当など好感。ネットプロHD<7383>(東証プライム)は中間期の黒字転換など好感され終日買い気配のままストップ高。BEENOS<3328>(東証プライム)は米系投資家の保有判明で一段高。コレックHD<6578>(東証スタンダード)はGMO TECHとの戦略提携の発表を受けて後場寄りから急伸しストップ高。フェイス<4295>(東証プライム)、銀座山形屋<8215>(東証スタンダード)は株式の非公開化めざすMBO(経営側による買収)でストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は21億8810万株(前引けは11億6601万株)、売買代金は4兆6014億円(同2兆4071億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は813(前引けは1040)銘柄、値下がり銘柄数は768(同531)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは30業種)が値上がりし、海運、鉱業、電力ガス、銀行、輸送用機器、保険、石油石炭、機械、その他製品、ゴム製品、金属製品、医薬品、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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