カイオム・バイオサイエンスは買い気配のままストップ高、治療用抗体のライセンス供与を好感

■旭化成ファーマに提供、契約一時金2億円、将来最大248億円の可能性

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は11月21日、買い気配のままストップ高の150円(50円高、50%高)に達し、午前11時にかけてもまだ始値がつかないまま急伸相場となっている。20日の15時30分に「抗CX3CR1抗体に関する独占的ライセンス契約締結」を発表し、買い材料視されている。

 発表によると、同社の治療用抗体「ヒト化抗CX3CR1抗体」の全世界における独占的な開発、製造および販売権をサブライセンス権付きで旭化成<3407>(東証プライム)グル-プの旭化成ファーマに提供する。契約一時金として2億円を受領するほか、将来的な開発および販売の進捗に応じてマイルストーンを最大で約248億円受領することになる。受領する契約一時金は2024年12月期第4四半期における創薬事業の売上高に計上する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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