ユニチカは急反発、繊維事部門の不採算事業から撤退、大きく出直る

■官民ファンドが筆頭株主となり再建と伝わり会社側は今日発表へ

 ユニチカ<3103>(東証プライム)は11月28日、急反発で始まり、午前9時半過ぎには8%高の256円(20円高)まで上げて下値圏から大きく出直っている。朝、「ユニチカ、繊維撤退、取引行、300億~400億円債権放棄へ」(日本経済新聞11月28日付朝刊)と伝えられ、会社側も午前9時に東証IR開示で「本日の一部報道について」を発表し「本日開催の当社取締役会に付議する予定」としたため注目が強まった。

 会社側は、「構造改革の施策として繊維事業の内、不採算事業からの撤退等を検討していることは事実」とした。また、報道は、「再建に向け主な取引銀行に金融支援を求め、三菱UFJ銀行などは300億~400億円規模の債権放棄に応じる方向だ。官民ファンドが出資し、筆頭株主として立て直しを支える」と伝えた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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