吉野家HD、カスタマーハラスメント対策強化へ、従業員の安全と安心を確保

吉野家ホールディングス 9861

■暴言・威嚇行為への毅然とした対応を表明

 吉野家ホールディングス<9861>(東証プライム)は12月2日、全従業員が安全かつ安心して働ける環境を維持するため、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したと発表。この方針は、従業員の人権を守ると同時に、顧客に快適な食事体験を提供することを目指している。これにより、顧客満足度のさらなる向上を図ることが期待されている。

■カスタマーハラスメントの定義と具体例

 「カスタマーハラスメント」とは、不当な手段や社会通念上不相当な要求により従業員の就業環境を害する行為を指す。具体的には、暴言や威圧、過剰な要求、不退去や監禁、差別的な発言などが該当する。これらは厚生労働省の指針に基づき定義されており、社会的に問題視される行為を包括的に取り締まる内容となっている。

■取り組みと対応策

 吉野家は、カスタマーハラスメントが発生した場合、個人ではなく組織的に対応することを表明した。必要に応じて警察や専門家と連携し、問題行動を起こした顧客の来店拒否も含む具体的な対策を取る。また、従業員への啓発活動や教育・研修を通じ、対応能力の向上を図る。この取り組みは、従業員と顧客双方にとって安心できる環境の実現を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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