アイデミー、ESG業務の効率化をサポートするAIエージェントの構築支援を開始

■クライアントのサステナビリティ経営の推進に貢献

 アイデミー<5577>(東証グロース)は、社内のデータを活用し、ESG業務の効率化をサポートするAIエージェントの構築支援を開始した。AI/DXソリューション「Modeloy」でのRAG構築支援や、新規事業として注力しているGX/SX領域の知見を活かし、クライアントのサステナビリティ経営の推進に貢献する。

 AIエージェントは目標達成のために、高度な推論に基づき次のアクションを自律的に決定し、実行するAIシステム。生成AIを一歩先に進めた活用形態として注目を集めている。

 近年、国内外でESG(環境・社会・ガバナンス)関連の対応が急速に拡大している。欧州では「企業サステナビリティ報告指令(CSRD)」が導入され、日本でも「サステナビリティ開示基準案(SSBJ基準案)」が策定されるなど、企業に求められる規制対応が増加している。これにより、監査や第三者保証、株主や顧客対応など、多岐にわたる対応が企業に求められている。

 しかし、膨大な社内規程や過去のアンケート回答など、関連情報を一元的に管理・活用することは難しく、多くの企業が課題を抱えている。特に、ESG関連情報の管理は、特定の社内有識者に依存するケースが多く、ノウハウの継承不足や人的作業による情報の漏れが発生しやすい状況にある。

 こうした課題に対応するため、アイデミーではRAG(Retrieval-Augmented Generation)や生成AIを活用し、社内のESG関連情報を効率的に活用できるソリューションとして、新たにAIエージェントの構築支援を開始する。これまでにクライアントのRAG構築支援を実施してきたAI/DXソリューション「Modeloy」および新規事業として注力しているGX/SX領域で生成AIを活用しサステナビリティ関連アンケート回答効率を改善した知見を集約し、社内のデータを活用したESG業務の効率化、サステナビリティ経営の推進を支援する。

 AIエージェントの構築・運用を通じて、株主総会・ESG説明会のためのQ&A作成、ESG分野の国際機関・顧客からのアンケートへの回答、政府機関への提出資料作成、ESG関連データの第三者保証取得における問合せ回答などの業務をサポートすることを目指す。

 アイデミーは、今後もAIエージェントをはじめとする先端技術を、現場での課題解決に柔軟に役立てられるよう、AI/DXからGX/SXまでクライアントの幅広い業務を伴走支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る