アスカネットが出直り強める、決算説明会などを経て注目し直す動き

■空中ディスプレイ事業では「非接触」操作など着実に浸透

 アスカネット<2438>(東証グロース)は12月12日、次第に強含む相場となり、13時過ぎには2%高の461円(11円高)をつけ、下値圏から反発している。遺影写真加工サービスなどのフューネラル事業やフォトブック事業、空中ディスプレイ事業などを行い、12月9日に発表した第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、23年10~12月期より連結決算に移行)は各利益とも小幅な黒字にとどまったが、17日に開催した決算説明会などを経て注目し直す動きが広がってきたようだ。

 空中ディスプレイ事業では、特許技術の特殊なパネル「ASKA3Dプレート」によって空中に映像を結像させ、デジタルサイネージや非接触タッチパネル、などに実用化が始まっている。東京駅丸の内口の「東京シティアイ・観光情報センター」に設置されている案内装置は同社製空中ディスプレイによる非接触操作タイプ。海外ではクウエートの大手銀行が導入し、中東のパートナー企業が設計したプレートが埋め込まれたテーブルでは、空中ディスプレイによって顧客がセルフサービスで通話や口座開設を行う事ができる。今期は、東京都内のデパートに迫力ある5連空中壁面サイネージが設置され注目を集めた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■SNSが変えた2024年選挙、デジタル時代の政治コミュニケーション  2024年は「選挙イヤー」…
  2. ■今年の漢字『変』、二年連続でトップ  帝国データバンクの調査の結果、2024年の漢字として選ばれ…
  3. ■リサイクル素材使用、サステナビリティにも配慮した機能性リュック  青山商事<8219>(東証プラ…
2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■トランプ政権と金融政策に影響されない銘柄の選別法  昨年IPOされた86銘柄には、リベンジ相場と…
  2. ■株主価値向上を目指すIPO市場の課題  IPO(新規株式公開)市場は、2024年12月27日の2…
  3. ■治療薬から除雪機器まで、冬季関連企業に注目  今週の当コラムは、個人投資家が対処しやすいインフル…
  4. どう見るこの相場
    ■インフルエンザ・大雪・トランプ…投資家は今、何をすべきか  『今、そこにある危機(Clear a…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る