グノシーでGPT-3を活用した「動画AI要約記事」開発、2月24日からβ版の提供を決定

■ユーザーと価値ある動画コンテンツとのマッチング機会を最適化

 Gunosy<6047>(東証プライム)は2月17日、情報キュレーションアプリ「グノシー」にて、動画コンテンツの要約文を自動生成し記事化する、「動画AI要約記事」の開発を行い、2023年2月24日(金)からβ版(テスト版)の提供を決定したと発表。

 同機能は、グノシーのアプリケーションをインストール後、タブ検索にて「注目動画AI要約(β版)」を選択すると、みることが可能となる予定。

■動画AI要約記事概要

 動画コンテンツを数行程度の文章に自動要約し記事化する。要約文章から元動画を見たい場合は、記事内のリンクから動画へ遷移し閲覧が可能。これらの記事はグノシー内に新設する「注目動画AI要約(β版)」タブで一覧を確認できる。

【開発背景】

■動画コンテンツも網羅したキュレーション

 これまでも連携メディアの情報として、数分程度の動画コンテンツについては提供していたが、YouTube動画を始めとする多くの長尺動画コンテンツについては網羅できていなかった。

■GPT-3などのAIモデルの技術発展

 2023年に入ってから活況となっているLLM(大規模言語モデル)等の技術発展により、ジェネラティブAIを活用した自動生成コンテンツや機能について、構想から開発までの期間が飛躍的に短縮された。なお同社では動画要約サービスにOpenAI社の、GPT-3※1を採用している。

■最適なコンテンツを届ける手助けに

 グノシーでは情報キュレーションアプリの先駆けとして、常に最適な情報をユーザーの方々へいち早く正確に届けることを目指し、情報取得コスト最小化の研究開発を重ねてきた。なお、動画に限らず既存の記事コンテンツについても、良質な記事コンテンツとユーザーの接点を最適化し、メディアパートナーとユーザー双方への価値提供を最大化することを目指し、Transformer※2技術を活用したGunosy社独自の自動要約コンテンツの提供準備を進めている。

※1 GPT-3:OpenAI社が開発した大規模な言語モデルです。大量のテキストデータを用いて学習されており、人間に近い文章を生成することができます。

※2 Transformer:自然言語処理でよく利用される深層学習のモデルです。要約、翻訳や文書生成など幅広いタスクに利用されています。GPT-3もこの技術を活用した言語モデルです。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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