アルインコは18年3月期連結業績予想の修正を発表

■売上高は過去最高を見込むが、販管費が増加したことで利益面は当初予想を下回る

 足場等建設仮説材の大手であるアルインコ<5933>(東1)は20日、18年3月期連結業績予想の修正を発表した。

 首都圏での大型建築工事の本格化や東京オリンピック・パラリンピックに向けた建設需要の高まりなどにより、事業環境が堅調に推移した結果、売上高は当初予想どおり過去最高となる見込みだが、利益面は、原材料価格の高騰や物流コストの上昇に加えて、人件費などの販管費が増加したため、当初予想を下回る見込み。

 売上高は前回予想を90百万円上回る500億90百万円(前期比12.3%増)、営業利益は8億円下回る27億円(同7.32%減)、経常利益は8億20百万円下回る30億80百万円(同25.2%増)、純利益は5億20百万円下回る16億80百万円(同3.4%増)となる見込み。

 利益面での下方修正であるが、株価指標を見るとPER(予)13.34倍、PBR(実績)0.87倍、配当利回り3.39%と割安といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る