京成電鉄、顔認証でスカイライナーに乗車できる新サービスを導入へ

■「Skyliner e-ticket Face Check in Go」始動、窓口での手続き不要に

 京成電鉄<9009>(東証プライム)は12月23日、インターネットチケット購入サービス「Skyliner e-ticket」に新機能を追加し、顔認証による乗車が可能となる「Skyliner e-ticket Face Check in Go」を2025年1月24日から導入すると発表。これは丸紅<8002>(東証プライム)が運営する顔認証プラットフォームを活用したもので、国内の鉄道事業者では初めての取り組みである。

 新サービスは、事前に顔情報を登録することで、乗車駅の改札に設置されたタブレットに顔をかざすだけでチケットが発券され、窓口や券売機での手続きなしにスカイライナーへの乗車が可能となる。対象駅は京成上野駅、日暮里駅(北改札口のみ)、空港第2ビル駅、成田空港駅の4駅である。

 同サービスは、もともと訪日外国人向けに提供していた「Skyliner e-ticket」の新機能として実装されるが、日本人を含む全ての利用者が使用可能である。なお、同事業は東京都の「鉄道駅におけるユニバーサルコミュニケーションシステム整備事業費補助金」を活用して実施される。システムの開発・運営は、京成電鉄を中心に、丸紅、Melon Technologies、日立製作所<6501>(東証プライム)が連携して行う。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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