PSS、中国企業と合弁会社設立へ、日本製理化学機器の輸出促進目指す

■機器製造部門の有効活用目指し、具体的協議へ

 プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)<7707>(東証グロース)は12月23日、取締役会において、中国の嘉兴凯实生物科技股份有限公司(Quaero)との合弁会社設立に向けた具体的な協議及び検討の開始を決議したと発表。

 同協議は、日本製理化学検査機器及び装置、周辺デバイスの輸出促進を目的としている。PSSグループの生産拠点における機器及び装置製造部門を軸とした合弁会社化について、両社で協議を進めることとなった。

 Quaeroは、2009年に設立された中国の企業で、生物試薬及び医療設備分野における技術開発や、医療機器の研究開発・製造を手がけている。資本金は約10億円で、現時点では両社間に資本関係、人的関係、取引関係は存在しない。

 今後、具体的な協議内容が決定次第、速やかに開示される予定である。また、同件を契機として、電子部品やモジュール調達におけるコスト削減についても検討を進めていく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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