ファーストコーポが業績予想を増額修正、売上高は前回予想を20%上回る見込みに、株価は後場一段と強含む

(決算速報)

■第2四半期(中間期)連結決算は売上高、各利益とも倍増

 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)は1月14日、13時に2025年5月期の第2四半期(中間期)連結決算を発表し、株価は一段と強含んで850円(15円高)まで上げ、その後も強い相場となっている。

 東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を主要事業エリアとして分譲マンション事業などを展開し、第2四半期(2024年6~11月・累計/中間期)連結決算は、売上高が前年同期の2.0倍となり、営業利益は同2.3倍となるなど、売上高、各利益とも前年同期比で倍増となった。これを受け、5月通期の業績予想を増額修正した。

 不動産事業では、売上高が158億1228万円(前年同期比637.2%増)となり、セグメント利益は14億3390万円(同501.3%増)となった。共同事業による分譲マンションの販売収入が好調だったほか、事業用地の販売が当初予定を大きく上回るなど、好調に推移した。建設事業は売上高が112億8691万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益7億4360万円(同29.0%減)となり、受注件数5件、受注残高369億8568万円と順調に推移した。

 今期・25年5月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は7月に開示した前回予想を20.3%上回る415億円の見込みに見直し、経常利益は同10.6%上回る24億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.3%上回る16億40百万円の見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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