【株式市場】前場の日経平均は49円高、トランプ発言に一喜一憂し朝は335円高、中盤は258円安

◆日経平均は3万8951円77銭(49円27銭高)、TOPIXは2709.32ポイント(1.95ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億5166万株

 1月21日(火)前場の東京株式市場は、米国20日に就任したトランプ大統領の発言に一喜一憂の相場となった。就任式などで関税に関する具体的な動きがなかったため、日経平均は朝寄り後に335円高まで上げたが、メキシコとカナダへの関税を2月1日から課す方針と伝えられると急速に値を消して午前10時頃には258円安まで下押し、その後は為替の円安再燃などを受け、前引けにかけて値を戻した。TOPIXは小安い。朝寄りは高かったソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)の前引けは小安い。一方、東京エレク<8035>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)などはしっかり。

 DeNA<2432>(東証プライム)が活況高となりスマートフォン向けポケモンカードゲーム好調など材料視。クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)はフジテレビを巡る一連の報道を受けTV・映像分野の人材事業に注目とされ戻り高値。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は信用取引規制の解除など好感され急反発しストップ高。インテグラル<5842>(東証グロース)はリアルエステート・ファンド1号のファーストクロージング発表など好感され出直り急激。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5166万株、売買代金は1兆9213億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は845銘柄、値下がり銘柄数は715銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、その他製品、倉庫運輸、繊維製品、海運、陸運、ゴム製品、化学、建設、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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