ソフトバンクGは続伸だが売買交錯、米オープンAI社との提携を好感するが冷静な見方も

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■トランプ大統領の就任直後に「スターゲート」を発表済みで『既視感』

 ソフトバンクG(ソフトバンクグループ)<9984>(東証プライム)は2月4日、2%高の9658円(203円高)を上値に売買交錯となり、続伸だが午前10時にかけては伸びきれない相場となっている。3日午後、米OpenAI(オープンAI社)との提携、企業用最先端AIの開発・販売、日本企業向けサービスを行う合弁会社の設立、などを発表したが、すでにトランプ大統領の就任直後に両社トップが巨額のAI開発投資構想「スターゲート」を発表済みのため『既視感』がある様子。株式市場の反応は意外に冷静との見方が出ている。

 株価は昨3日の日経平均1000円安の中でも小高いまま値を保ち底堅さを見せつけたが、「スターゲート」発表後に1万890円(1月23日)まで上げていた。このため「株価材料としては既視感があり二番煎じの印象」(株式市場関係者)との受け止め方もある。ただ、さらに目新しい取り組み内容などが打ち出されれば話は違ってくるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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