ハウスドゥ:「ハウス・リースバック」による不動産を信託受益権化し幅広く展開

◆キャピタルゲインとオフバランス化の新たなスキームを構築

 ハウスドゥ<3457>(東1)は11月20日、住みながらその家を売却できる「ハウス・リースバック」の提供を通じて取得、保有する不動産(ハウス・リースバック不動産)について、不動産に関するエスクロー(取引の安全保証)業務を行うエスクロー・エージェント・ジャパン信託(EAJ信託)を受託者として信託受益権化し、匠投資顧問株式会社(東京都千代田区、矢野英明代表取締役)へ販売(私募取扱い)の委託を行うことについて合意したと発表した。

 EAJ信託はエスクロー・エージェント・ジャパン<6093>(東1)の連結子会社。今回のスキームの特徴は、通常の不動産売買取引とは異なり、不動産(土地・建物)を信託した際に発生する「信託受益権」(その不動産から得られる賃料収入や売却益などを受取ることができる権利)を取引の対象とすることにある。

 信託受益権化によるメリットは、取得手続きが簡便で、不動産取得税がかからないことなどから取得コストが抑えられ、かつ、EAJ信託が不動産の管理を行うことで手間が省けること、など。このため、幅広い投資家の投資対象となる。

 また、「ハウス・リースバック」の特徴のひとつである賃借人が再度購入することができる権利が信託により保全されることから、ハウス・リースバック不動産を売却しても賃借人は安心して住み続けることができる。

 ハウスドゥでは、「ハウス・リースバック」により取得した不動産の不動産ファンドへの売却などにより、これまでのストックからの安定収益に加えて、キャピタルゲインでの利益を獲得できるスキームを構築し、収益拡大を図っている。本スキームの新たな構築により、さらなる業績の伸展を目指す。

 ハウスドゥでは、「ハウス・リースバック」などを通して同社グループが成長した不動産投資術について、これまでの市場動向、そしてこれからの市況予測を踏まえ、実務で得たノウハウを基に今後の不動産投資についての重要なポイントを語る「不動産投資家向けセミナー」を下記日程で開催する。

日時:2018年12月5日18時より
場所:東京都中央区八重洲1-7-17(八重洲ロータリービル4階)
参加費:無料
定員:40名
参加申込:TEL(0120-350-340)または専用フォーム(https://goo.gl/9V995G)
セミナーHP:https://www.housedo.co.jp/leaseback/seminar/102/ 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る