マーキュリアHD、「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」追加資金調達、栗林商船が出資参画

■総額30~50億円規模を目標

 マーキュリアホールディングス<7347>(東証プライム)は2月18日、同社の中核会社であるマーキュリアインベストメントが、LP投資家と密接に連携し、日本の物流・サプライチェーン領域の課題解決を目指すベンチャー企業等を支援することを目的とした「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」を2024年4月に組成したと発表。今回、同ファンドに栗林商船がLP投資家として新たに参画した。

 同ファンドは、物流・サプライチェーン領域の課題解決に資する革新的な技術・ビジネスモデルを有するベンチャー企業、大手企業からのスピンアウト、JV等(以下、「投資対象企業等」という)を投資対象とし、資金面での成長支援に加え、投資対象企業等とLP投資家との連携・協業の促進を通じた事業成長支援を特徴としている。

 また、同ファンドはLP投資家に対して投資対象企業等との連携・協業機会を提供することでDXや新規事業開発に寄与し、投資対象企業等に対しては特定の事業会社の影響を受けずに資金・事業の両面から成長を支援することで、物流・サプライチェーンの課題解決に資するプラットフォームとなることを目指している。

 このコンセプトに賛同した栗林商船が新たにLP投資家として参画し、同ファンドは追加クロージングした。ファンドの総額30~50億円のファンドサイズを目標としており、今後も新たな投資家の参画を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る