全国オートバックスにAI監視カメラ導入、整備作業の透明性を確保

■会員情報と連携し、自車の整備状況をリアルタイムで確認可能に

 オートバックスセブン<9832>(東証プライム)は2月20日、2025年度内に全国のオートバックスおよびスーパーオートバックス583店舗の全ピットレーンにAI搭載「安心ピットカメラ」を設置する計画を発表した。この取り組みは、自動車整備業界における作業の透明性向上を目指すもの。

 新システムでは、AIがナンバー情報を読み取り、会員情報と紐づけることで、顧客は自車の整備作業をスマートフォンでリアルタイムに確認できる。また、撮影された映像は3日間保存され、後からの確認も可能となっている。これにより、従来のオープンピット構造に頼らず、スタッフの労働環境と作業の透明性を両立する。

 同社の子会社であるオートバックスデジタルイニシアチブは、2月26日から28日まで開催される国際オートアフターマーケットEXPO2025にて本システムを展示する。今後は機能拡張を進め、作業効率化による顧客の利便性向上を目指す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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