東洋製罐GHDが大きく出直って始まる、大規模な自社株買いと消却を好感、ミャンマー孫会社を譲渡

■自社株買いは発行株数の9.9%・1600万株規模で3月3日開始

 東洋製罐GHD(東洋製罐グループホールディングス)<5901>(東証プライム)は3日、大きく出直って始まり、取引開始後は5%高の2481.0円(125.0円高)まで上げ、約2か月半ぶりの2400円台に進んでいる。前取引日・28日の夕方に発行株数の9.9%に相当する1600万株を上限とする自己株式の取得(自社株買い)、および同7.2%・1270万株の消却を発表。好感買いが先行している。業績予想の小幅下方修正も発表したが買い優勢となっている。

 自社株買いは1600万株(自己株式を除く発行済株式総数の9.9%)、取得総額300億円を各上限として、2025年3月3日から26年2月27日までの予定で実施するとした。また、消却予定日を25年3月7日とする1270万株(消却前の発行済株式総数に対する割合7.2%)の株式消却も発表した。

 また、ミャンマー孫会社の全株式の譲渡も発表。大塚製薬株式会社に譲渡価額2百万米ドル(309百万円)で譲渡するとした。株式譲渡実行日は25年4月中旬の予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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