
■26年6月期は売上高1兆円、営業利益254億円(20.3%増)など見込む
トライアルHD(トライアルホールディングス)<141A>(東証グロース)は8月20日、6%高の2604円(151円高)まで上げた後も強い値動きとなり、6月決算を発表した後の下げを回復して一段上値を試す相場になっている。「流通小売り事業」「リテールAI事業」などを行い、2025年7月1日に株式会社西友を完全子会社化。8月13日に発表した6月決算が想定内とされて目先的な売りに押されたようだが、20日は、日経平均や東証グロース株指数などが比較的大幅に下げている中で、今期の予想連結営業利益を前期比20.3%増などとする見通しが再評価される動きとなっている。
前期・25年6月期は、連結売上高が12%増加し、営業利益は10%増加するなどで「売上高、営業利益ともに過去最高額を記録し、25期連続増収と、2ケタ増収営業増益を達成」(決算説明資料)した。 今期、2026年6月期の業績予想は、25年7月に完全子会社化した(株)西友とのシナジーを発揮しながら、売上高は1兆3225億円(前年比64.5%増)、営業利益は254億円(同20.3%増)を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は成長投資を優先する戦略などにより5億円(同95.7%減)を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)