養命酒が再び上値を追う、トランプ関税の影響小さい銘柄とされ筆頭株主交代による新展開など期待

■大正製薬HDが全株式を売却、新たに湯沢(株)が筆頭株主に

 養命酒製造<2540>(東証プライム)は3月31日、再び上値を追う相場となり、午前10時にかけて2890円(75円高)まで上げて4取引日ぶりに高値を更新している。3月24日に筆頭株主・大正製薬ホールディングス(HD)の交代などを発表したことを受けて急伸し、高値もみ合いが続いていたが、31日は日経平均1400円安などと全体相場が急落する中で、トランプ関税の影響が直接には小さい銘柄として相対的な買い妙味が高まっているようだ。

 3月24日の夕方、筆頭株主の交代などを発表し、筆頭株主の大正製薬ホールディングス(HD)がその所有する全ての普通株式について、投資事業などを行う湯沢株式会社(東京都渋谷区)に譲渡し、新たに湯沢株式会社が議決権所有割合23.73%の筆頭株主になったと発表した。異動年月日は2025年3月21日。新たな大株主の下で大胆な事業展開を期待する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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