【Newsで一枚】物語コーポレーションの加治幸夫社長

■『開発力と人財力』で10期連続の増収増益、特に既存店売上5期連続100%越える、2020年にグループ売上1000億円 物語コーポレーション<3097>(東1・100株単位)の加治幸夫社長(写真)は、11月11日、日本インタビュ新聞社主催の個人投資家向けセミナー(場所=東洋経済本社ホール)で同社の経営方針と目指す方向等について200名近い個人投資家に熱く語った。また、外食企業ということで馴染みも深いことから参加投資家から多くの質問が出された。加治社長はその1つ1つに丁寧に答え質問の投資家は大きく頷いて同社への理解を深めたようだった。 競争の激しい外食産業において加治幸夫社長は、「店長以上に店を出さないという大きい基本姿勢で取り組んでいます。しっかりした考えを持ったリーダー(店長)のもとでなくてはよいサービスは提供できません。売上を追求するだけでなく内容の伴った店舗運営、即ち、開発力と人財力の2つで成長を目指しているのが当社の特徴であり強みです」と強調した。 郊外ロードサイド型レストランを直営とFCで全国に344店舗展開している。店舗がないのは秋田県だけという。最近は都市型にも力を入れている。「焼肉」で業界第2位、「ラーメン」第5位、「お好み焼き」3位、また最近では「和食」(約20店舗)展開している。 年商は連結決算では約388億円(15年6月期)、グループ全体では約527億円。とくに、既存店売上が5期連続で100%を上回りすばらしいが、この点に「人財力」に力を入れている効果が現れているといえる。 「15年6月期で10期連続の増収増益を達成することができました。今後も開発力と人財力に磨きをかけ2020年には店舗数600店舗、グールプ売上1000億円を目指しています」という。 16年6月期連結業績は売上16.0%増の387億8600万円、営業利益32.1%増の25億9000万円、1株利益239.6円、配当は2円増配の年55円(中間25円、期末30円)の見通し。 株価は年初来高値が5260円(10月22日)、同安値が3420円、高値と安値の「中間値」は4340円で11日終値は5020円。年初来高値に対しては9.5合目という位置にある。

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