出光興産、LNG事業へ本格参入 MidOcean Energyに5億ドル出資

■戦略的パートナーシップでLNG市場参入、契約締結は2026年3月予定

 出光興産<5019>(東証プライム)は3月17日、液化天然ガス(LNG)事業会社MidOcean Energy(本社・英国)に対し、5億米ドルを出資することを決定したと発表した。MidOcean Energyは、米国のエネルギー・インフラ投資会社EIGが設立・運営する企業で、同出資を通じて出光興産はLNG事業への本格参入を図る。出資契約の締結は2026年3月中を予定しており、競争法上必要な許認可の取得を前提としている。

 MidOcean Energyは、オーストラリア、カナダ、南米など複数地域のLNGプロジェクトに参画しており、コスト競争力と炭素排出削減の両立を可能とするポートフォリオ構築を進めている。LNG業界で豊富な経験を持つ経営陣がエネルギートランジションを見据えた成長戦略を推進している点も特徴である。出光興産は同社との戦略的パートナーシップを通じ、LNG分野での事業機会の獲得を目指す。

 出光興産はすでにベトナムのガス田開発事業や、北米のデータセンター併設ガス発電所向け天然ガス供給事業を展開している。LNGは石油や石炭に比べ燃焼時のCO₂排出量が少なく、低炭素社会への移行期における重要なエネルギーとして需要拡大が見込まれる。特にアジアでは人口増加や経済成長を背景に発電・産業用途の需要が拡大しており、同社はLNGを中長期的な成長分野と位置付け、エネルギー安定供給と企業価値向上を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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