ホンダ、日本初の民間ロケット離着陸実験で内閣総理大臣賞受賞

■高度271.4mの離着陸実験成功、日本の宇宙輸送能力拡大に寄与

 ホンダ<7267>(東証プライム)は3月18日、日本初の民間企業によるロケット実験機離着陸実験の成功について、内閣府主催の「第7回宇宙開発利用大賞」で内閣総理大臣賞を受賞したと発表した。表彰式は3月17日に行われた。宇宙開発利用大賞は、宇宙開発利用の推進に大きく貢献した先導的な取り組みを表彰する制度で、内閣総理大臣賞は顕著な功績を挙げた個人・団体に授与される最高位の賞である。

 同社は2019年にロケット研究を開始し、2025年6月17日に北海道大樹町で再使用型ロケットの離着陸実験を実施した。日本の民間企業として初めて高度300メートル級の離着陸実験に成功し、到達高度271.4メートル、飛行時間56.6秒、着地位置誤差37センチを達成。機体の上昇・下降時のデータ取得や離着陸挙動の実証など、再使用型ロケットの実現に不可欠な要素技術を確認した。これらの成果が、日本の宇宙輸送能力拡大や宇宙アクセスの自立性確保、国際競争力強化への貢献として評価された。

 同社は、再使用型ロケット技術に加え再生可能燃料であるバイオメタンの活用により、宇宙領域における「サステナブルな輸送」の実現を目指す。人工衛星打ち上げによるリモートセンシングや広域通信など、生活やモビリティ分野への応用も視野に入れる。今後は2029年の準軌道到達能力の実現を次の技術目標として掲げ、宇宙分野における技術開発を進めていく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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