科研製薬、HAE急性発作治療薬「エクテリー錠300mg」薬価収載・販売開始

■世界初の経口血漿カリクレイン阻害薬、注射剤中心だった治療に新選択肢

 科研製薬<4521>(東証プライム)は18日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作治療薬「エクテリー錠300mg」(一般名:セベトラルスタット)が薬価基準に収載され、同日付で販売を開始したと発表した。同剤はKalVista Pharmaceuticals Ltd.(英国)が製造販売承認(外国特例承認)を取得しており、世界で初めての経口投与が可能な血漿カリクレイン阻害薬である。

 同剤は、成人および12歳以上の小児を対象とし、HAE急性発作の原因となる血管透過性亢進を、血漿カリクレインの選択的阻害により抑制する。これまで急性発作治療は注射剤が中心であったため、経口薬の登場は患者の負担軽減につながる新たな治療選択肢として注目されている。

 希少疾病用医薬品に指定されていることから、流通は希少疾患領域を専門とするエス・ディ・コラボ(東京都中央区)が総代理店として担い、医療機関への配送はスズケングループの医薬品卸が対応する。

 エクテリー錠300mgの登場により、HAE急性発作治療は注射剤中心から経口薬を含む新たな選択肢が加わった。希少疾患領域における患者負担の軽減と治療アクセス向上に寄与する可能性が高く、今後の普及が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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