三井住建道路が高値を更新、「親子上場」解消の思惑に続き投資会社の買い伝えられ材料株妙味強まる

■旧村上ファンド系の投資会社が5%超を保有とされキナ臭さが

 三井住建道路<1776>(東証スタンダード)は4月2日、一段高で始まり、7%高の1443円(90円高)をつけた後も強い値動きで約半月ぶりに高値を更新している。大量保有報告書で旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンスが5%超の株式を取得したことが明らかになったと伝えられ、思惑材料視されているほか、1日には「親子上場」の解消を巡るTOB(株式公開買付)への期待の強い銘柄と伝えられ、注目が集まっている。

 同社の筆頭株主は三井住友建設<1821>(東証プライム)で、事業分野も建設土木に包含される。4月1日には、「『親子上場』解消に集う資金、TOB期待の思惑買い/狭まる東証包囲網」(日本経済新聞4月日付朝刊)と伝えられ、同社の事例が紹介された。シティインデックスイレブンスがこの点に着目したかどうかは不明だが、思惑材料が重なってきたとして注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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