ステムリム、レダセムチドの軟骨疾患治療用途特許が中国で登録へ

■外傷性関節軟骨欠損症などを対象とした新規治療法の開発可能性を確保

 ステムリム<4599>(東証グロース)は4月3日、同社から塩野義製薬<4507>(東証プライム)へ導出済みの再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)を利用した外傷性関節軟骨欠損症、変形性関節症、および離断性骨軟骨炎に対する新規治療に関する用途特許が、中国において登録されると発表。この特許は「軟骨疾患の治療薬」を発明名称とし、株式会社ステムリムと国立大学法人大阪大学が共同出願していた。

 同特許の登録は、現在開発が進行中のレダセムチドの適応症拡大を目的とするものだ。特許成立により、中国市場におけるレダセムチドに基づく外傷性関節軟骨欠損症、変形性関節症、離断性骨軟骨炎などの軟骨疾患治療薬開発の可能性を確保することが可能となる。レダセムチドは体内の間葉系幹細胞を患部に誘導するHMGB1タンパク質の断片ペプチドを利用した医薬品だ。

 中国の医薬品市場は米国に次ぐ規模を持ち、人口動態の変化や生活習慣病の増加、経済成長などにより継続的な市場拡大が予測されている。市場規模は2024年の1,050億米ドルから、2028年には1,850~2,150億米ドルに成長する見込みだ。同社は中国において開発医薬品に関する特許を多面的に取得することで、医薬品開発の可能性を広く担保し、事業基盤を強化する機会になると考えている。なお、同件による2025年7月期通期業績への影響はないとのこと。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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