ネオジャパンの値戻し急激、全体相場の急落に「つれ安」してきたが高業績、上場維持基準の完全充足など改めて評価

■日経平均が過去3番目の急落だった前日の下げを9割回復

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は4月8日、11%高の1399円(140円高)まで上げた後も110円高前後で売買され、全体相場が急落した昨7日の13%安(163円安の1259円)に対して9割近く値段を回復している。「desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)」などのソフトウエア事業、システム開発サービス事業などを行い、前期・2025年1月期の連結決算は営業利益が前期比50.5%増となるなど大幅な増益を確保。このところは「トランプ関税」による全体相場の急落を受けて「つれ安」(連動安)を免れなかったが、株式市場関係者からは「自動車や鉄鋼などと異なり本来は売られなくていい銘柄」との指摘が出ている。あらためて評価し直されている。

 前期・2025年1月期の連結決算は営業利益が前期比50.5%増となるなど大幅な増益を確保し、各利益とも連続で最高を更新した。今期の予想も売上高10.8%増、営業利益7.9%増などと増収増益を見込む。株主還元については、累進配当の導入と配当性向の引き上げを発表済み。また、東証プライム銘柄としての上場維持基準も25年1月31日時点ですべて充足している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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