【株式市場】前場の日経平均は375円高、対中関税緩和期待など受け中国関連株から活況高

◆日経平均は3万5244円41銭(375円78銭高)、TOPIXは2610.44ポイント(26.12ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億381万株

 4月24日(木)前場の東京株式市場は、米国の対中国関税を巡り「トランプ氏、対中関税『大幅』引き下げ示唆」(Bloombergニュース4月24日早朝)などと伝えられたため安堵感が広がり、日経平均は取引開始後に419円高(3万5287円)まで上げ、その後も前引けまで上げ幅400円前後を保って推移した。安川電機<6506>(東証プライム)など中国景気敏感株が上げ、日本製鉄<5401>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)、好決算と株式分割を発表したファナック<6954>(東証プライム)なども高い。

 大阪チタニウム<5726>(東証プライム)が急激に出直り米ボーイングの好決算と米国の対中関税緩和など材料視。住友電工<5802>(東証プライム)も一段と出直り米財務長官が日米関税交渉で為替を問題視しない姿勢と伝えられたことなど好感。キーウェアS<3799>(東証スタンダード)は60周年記念優待が好感され一気に年初来の高値を更新。nmsホールディングス<2162>(東証スタンダード)は引き続き株主からの提案を巡る動きが思惑含みとされ一段高。ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)はストップ高となり子会社とアステラス製薬<4503>(東証プライム)との研究進展にともなう収益など材料視の様子。ココナラ<4176>(東証グロース)は急伸し創業者の保有株がnote<5243>(東証グロース)に異動することなど材料視。

 新規上場となったLIFE CREATE<352A>(東証グロース)は公開価格1250円を2.4%上回る1280円で初値がつき、前引けは1265円。

 東証プライム市場の出来高概算は9億381万株、売買代金は2兆598億円。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は897銘柄、値下がりは697銘柄。他は前日比変わらず。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、非鉄金属、輸送用機器、その他製品、保険、海運、銀行、証券商品先物、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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